もう一体何の生き物だか…

タヌキです、タヌキですが一見して何の生き物だかわからない状態です。私たち救護研究会メンバーのもとにはこんな風に傷ついたり病気になって保護された野生動物がやってきます。

こちらは疥癬にかかったタヌキ。宮崎アニメの『平成ぽんぽこ合戦』みたいなかわいさはみじんもありません。うなるし、かみついてくるし、超絶臭いξ

しかし、タヌキに罪はありません。人が餌付けをすることによって人里近くにあらわれて疥癬やジステンパーが飼い犬からうつったり、人が与えるエサを食べることにより病気にかかりやすくなったりします。

野生動物への餌付けはやめましょう。

普通のエゾタヌキはこんな感じです。

ふさふさの毛皮。これが防寒の役目を果たします。疥癬にかかると痒さのためにかきむしり、ひどい炎症を起こしたりして、最終的には死に至ります。そして夫婦や親子間で仲の良い動物であればあるほどうつります。

疥癬は本当にひどい病気だと思います。

早くきちんと治して、野生に還してあげたいです。