『野生動物救護の症例108』頒布のお知らせ

「野生動物救護の症例108」頒布のお知らせ

 

 野生動物救護研究会ではこのたび、会員などから寄せられた症例を集めた「野生動物救護の症例108」を作成しました。この本の一般頒布を開始いたしますのでお知らせします。

 

 本書は、2000年に発行した「症例144」、2007年発行の「症例88」に続く第3巻です。

どんな症例があったか、診断と治療はどうしたか、飼育に関してなどの情報が、実例とし

て掲載されています。傷病野生動物を持ち込まれた際の参考書や資料として役に立つ、貴重な内容になっていると思います。加えて、鳥インフルエンザやワシの列車事故、鉛中毒、血液検査に関してなど解説的な報告も少数含まれています。

 

 症例は、種類によって探しやすいように水鳥、猛禽、陸鳥、哺乳類と分けて収載しまし

た。水鳥編としては、「コハクチョウの収容から放鳥まで」「北海道東部で発生した鳥イ

ンフルエンザについて」など40の報告、猛禽類編として「半身不随のトビハンモック下で

の飼育課題」「2008年に浜中町で起きたオジロワシの発電用風車への衝突事故」など29の報告、陸鳥編として「嗉嚢の損傷が疑われたキジバトの観察例」「烏口骨を骨折したアカゲラ若鳥の収容」ほか28の報告、哺乳類編として「モモンガの世話」「エゾユキウサギ保護個体の人工哺育について」など11の報告があり、鳥類・哺乳類合わせて108の症例や関連報告を掲載しています。

 

 装丁はA4版ペーパーバック、目次などを除き本文だけで169ページの読み応えのある内容となっています。

 

 頒価は2,000円+税(合計2,200円)です。送料は当研究会が負担します。

 

 入手希望は下記の3カ所で承りますので、いずれかにご連絡をお願いします。代金は症例集の発送時に振込用紙を同封いたしますので、その用紙で納入いただきます(振込み手数料はご負担ください)。

 

  山崎文雄

  TEL: 0123-28-1495

  e-mail:mlm230@rouge.plala.or.jp

 

  黒沢信道

  TEL:0154-64-2328

  e-mail:nobumichi.kurosawa@gmail.com

 

  エンヴィジョン環境保全事務所(赤松)

  TEL:011-726-3072

  e-mail:akamatsu@env.gr.jp


NHK総合 ダーウィンが来た『巨鳥を守れ!オジロワシレスキュー』

2023年5月21日19:30~

かっこいいワシが登場です!その名のとおり、尾が白い、オジロワシ。翼を広げると2m以上のまさに“巨鳥”、日本最大級の猛禽類(もうきんるい)。おもに冬の北海道にやってくる渡り鳥で、かつては幻の鳥と呼ばれるほど珍しい鳥でしたが、近年は夏も日本にいて子育てをするものが10倍にまで激増しているそうです。(激増の理由は番組で!)数が増えたことで、電線などによる感電や、風車、車や列車などにぶつかる事故にあうオジロワシも出ています。それを助けようと活動されているのが、野生動物専門の獣医師、齊藤慶輔さんたち。番組ではレスキューの現場に密着。世界初、くちばしを失ったオジロワシ「ベック」に、人の手で新たなくちばしを作るプロジェクトも追いかけます。歯科医師、歯科技工士の方々も参加しての総力戦。ベックは自力で食事ができるようになるのか?ドキュメントです。


NHK総合 ダーウィンが来た『カメ界の異端児スッポン』

2022年7月31日㈰19:30~20:00 NHK総合

 

昔から『月とスッポン』の例えがあるように、だれでも名前は知っていますが、実は謎の多いカメの仲間です。全国の川や沼などに棲んでいますが臆病な性格から観察例の少ない生き物の一つだと思います。


      事 務 局 よ り

 

               年次大会・総会の開催中止について

 

野生動物救護研究会会長 盛田 徹

 

 102425日に開催を予定しておりました「野生動物救護研究会の大会・総会」を開催するかどうかにつきましては、820日発行のサポートNo.132にてお伝えしておりました通り、役員会において検討を重ねて参りました。

現在、行政の対応規制は若干緩和しつつあるようですが、新型コロナ流行の現状及び今後時期的に発生が心配されるインフルエンザ等を見据え、関係機関及び各種団体等においては、当面、行事の中止や延期等の対応を取っているようです。

従いまして、当会も今年度の大会(総会を含む)は断念せざるを得ないと判断致し、今年度の大会・総会を中止と致しました事をお知らせ申し上げます。

楽しみにされていた会員の皆様にはご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、ご理解を賜りたくお願い申し上げる次第です。

また総会の中止に伴い、研究会の役員については変則となりますが、特例で現役員の1年間の任期延長をご了承お願い申し上げます。

尚、今後の活動予定等につきましては会報サポートにてお知らせ出来ればと思っておりますが、大会の中止等のお知らせは次号発行に間に合わないことからHP・ウエブサイトでお知らせ致します。ご不明な点がございましたら小職(盛田)又は山崎事務局長他役員に電話・FAX等でお問い合わせをお願い申し上げます。

 

   盛田会長  : 0144-73-8949(FAX兼用)

   山崎事務局長: 0123-28-1495(FAX兼用)

 


事務局より

救護研究会2020年度年次大会・総会の開催について

 本年度に開催を予定していました「野生動物救護研究会設立30周年記念大会」は海外からの講演者もお招きして開催するべく準備しておりましたが、新型コロナウイルスの流行により来年度以降に延期を決定したとお伝えしたところです。

 恒例の野生動物救護研究会の年次大会と総会については、この秋に開催する予定で心づもりをしておりますが、ご承知のように未だに同ウイルス沈静化のめどが立たないことから、現時点で開催の可否を役員会で検討しているところです。

 

 開催することになった場合には、会報『サポート』での告知が間に合わない可能性が高いことから、会のウェブサイトでお知らせしますので、こちらを確認されるようお願い申し上げます。


HTB テレメンタリー2020『タンチョウふたたび』

2020年6月13日(土)11:00~

札幌近郊の長沼町で農業とタンチョウが共存できる町を目指し、模索を続ける農家の活動に密着!!


NHK総合 ダーウィンが来た!『清流の抱きつきガエル』

特別に野生動物救護とは関係ありませんが・・・水中写真家の内山りゅうさんが2年をかけて撮影したナガレヒキガエルの映像です。和歌山県銚子川に住むナガレヒキガエルが繁殖期に自分の遺伝子を残そうとする涙ぐましい命の営みをぜひともご覧ください。

 

放送 2020年2月9日(日)19:30~

 

ご視聴ありがとうございました!

 


野生動物救護研究会大会・総会開催のお知らせ

 

今年度の野生動物救護研究会の大会および総会を、以下の通り恵庭市において開催いたします。北海道エコ・動物自然専門学校のご厚意により、教室と実習室を会場として使用させていただけることになりました。年一回の総会に加え、今年度は油汚染の水鳥の救護技術講習も併せた開催です。会員の皆さまには、ふるってご参加くださいますようお知らせします。

 

日 時:20191019日(土曜日)午前1100から午後500まで(役員会は1000より)

 

場 所:恵庭市恵み野 西5丁目10-4 北海道エコ・動物自然専門学校(駐車場は向かいのスーパー屋上駐車場を使用できます)

 

スケジュール

10001100 役員会(2231号室。理事及び監事は、役員会への出欠を930日までに盛田会長あてに連絡ください)

11001200 救護研究会総会(231号室。会員の皆さま対象で、出欠の事前連絡は不要です)

12001300 昼食タイム(役員以外は各自昼食をおとりください。役員は午後の大会の会場設営等準備あり)

13001400 大会第1部(症例発表会) 2232号室。会員による発表会。一般・学生さんも聴講できます。

14001445 大会第2部(救護技術講習会) 232号室。タンカー事故や大型船の座礁事故、また船舶から漏れる油などでも発生する油汚染海鳥の救護技術を学びます。突然の収容鳥に対して、何ができるか準備はどうするかなど、実技講習前の座学を開講します。会員および一般・学生を対象とします。

14451500 休憩および実技講習会場(1階トリミング室)への移動

15001645 油汚染救護実技講習(参加者多数の場合は見学になることもありますのでご承知おきください)

16451700 後片付け

 

※大会第1部の症例発表会の演題を募集します。実際に体験した野生動物の救護症例や、救護に関連する話題等を発表される方は、盛田会長(mini-sanc@mx32.tiki.ne.jp)または黒沢副会長(kuromail@d2.dion.ne.jp)まで連絡をお願いします。仮題でも構いませんが930日までに申し込みをお願いします。ことの大小は問いませんし、困った症例や疑問のある事例でも構いません。発表会に参加したみんなで意見交換しましょう。

 

 ※油汚染救護実技講習に参加希望の方は、水に濡れたり汚れたりしても良い服装と靴(ゴム長がベストです)の準備をお願いします。

 

終了いたしました。多くの方のご来場ありがとうございました。

 

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平成30年度 野生動物救護研究会大会を帯広で開催します。

多数のご参加をお待ちしています。

 

日時:平成301013日(土)午後1時より4時まで

場所:帯広畜産大学 総合研究棟Ⅲ号館 100番講義室

 

内容:

第1部 基調講演「エゾリスへの餌付けが招くもの」

        帯広百年記念館学芸員 池田亨嘉さん

第2部 救護症例発表・検討会(ただいま演題を募集中です)

 

野生動物に興味のある方なら、会員外でも参加可能です。参加無料、申し込みも不要

 

終了いたしました。

たくさんの方のご来場ありがとうございました。


『情熱大陸』出演のお知らせ

513日(日)23時から放送の情熱大陸に斎藤慶輔獣医師が出演されます。狩猟に使われた鉛弾を野外に放置された獲物の肉とともにワシが食べて発症する鉛中毒や、感電事故とその対策など、これまでの活動内容がたくさん取り上げられる予定です。

 

ご視聴ありがとうございました。

 

https://www.mbs.jp/jounetsu/sp/

https://www.mbs.jp/jounetsu/sp/back/20180513.shtml

 

タンチョウ、キタキツネ、エゾシカなどが生息する野生動物の宝庫、釧路湿原。
この地で、絶滅の危機に瀕したオオワシやオジロワシ、シマフクロウなどを専門に治療し野生復帰に務めているのが、世界でも珍しい猛禽類専門の獣医師・齊藤慶輔だ。
ワシは毎年10月下旬になるとサハリンから北海道に越冬のために渡ってくるが、風車や列車、自動車と衝突したり、銃猟されたエゾシカの死体を鉛弾と共に食べて鉛中毒を起こすなどトラブルが絶えない。
番組では、広げると2メートルを超える大きな翼に鋭いくちばしや爪をもつワシを相手に24時間体制で試行錯誤を重ね、独自の治療法を編み出す怒涛の日常に密着。衝突や感電 事故で次々と運ばれてくるオジロワシの緊急手術や、瀕死のオオワシの命をつなぎ止めるために猛禽類専用のドクターカーで出動する様子、リハビリを施し1年ぶりに野生に帰る幼鳥を見守る齊藤をカメラが追った。
「動物の前にいるのは自分しかいない。最良を目指し、最善を尽くす」と語り、やると決めたらわき目もふらず突っ走るところから齊藤の人物評は「直線・番長」。助からなかったもの、死亡して発見されたものについては解剖して徹底的に死因を究明し、予防のために何が 出来るのかを探る「環境治療」という独自の考え方を提唱する齊藤の日々に迫る。(番組HPより)