ホームページ開設にあたって  

             理事長 盛田徹

                          

 

ようこそ野生動物救護研究会(以下、当会と称します)HPへ、当会は1990年さまざまな人間活動によって事故や疾病に陥る野生動物を助けたいと思う人々で組織され誰でも気軽に参加できる団体です。

 

 当会は道内を主体に各地において救護技術講習をはじめ、各種のフォーラムや講習会を開催し、情報交換や技術研鑽をしながら救護活動に取り組んでおります。

 

また、年4回ほど会報『サポート』を発行し、2001年にはそれまで各会員より報告された症例を集め、『野生動物救護の症例集114』と2007年には『症例集88』なども発行しております。

 

さて、ここで野生動物の救護活動について若干触れさせて頂きたいと思います。救護とは、発見→収容、診断・検査、治療・リハビリ、放野(リリース)が一般的な流れかと思われますが、救護技術に精通することが最終目標ではありません。

 

 

目の前にいるたった1羽1頭の傷病鳥獣を助ける事ではなく、それらの鳥獣は自然界を代表するメッセンジャーではないでしょうか。従いまして彼らの発するメッセージに目を向け、耳を傾け、データの蓄積や分析、環境教育などを通じて応えていかなければならないと思われます。

 

このような事例を参考に事故の発生を未然に防ぐ事が出来れば、野生動物にとってより良い環境を整える事に繋がることから、当会としてもその一翼を担えるよう努力を続けてまいりますので、当会の趣旨にご賛同頂き会員(年会費¥2,000.-)登録をお願い申し上げるしだいです。尚、会員募集につきましては、HPからも手続き可能となっておりますので、多くの皆さまよりご支援ご協力をお待ちしております。

 

 

以上、当会の活動と会員募集のお願いを兼ねHP開設のご挨拶に代えさせて頂きます。